花より男子の二次小説です。オールCPです。



   
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◆Moon 8

   

 バザー係は、当日の朝、胡蝶の会の方が各自持ち寄った品を
施設の方に引き渡すだけのお仕事。
あとのことは施設の方がやってくださる。

あたしはバザーに何を出品したらいいか?夢子さんに相談したかったが、
最近夢子さんはお義父様のいるイギリスで生活していて日本に帰ってこない。
あたしが嫁ぐ前は双子ちゃんの学校があるからと、
家族を大切にする美作家はお義父様のみが単身イギリスで生活していたのに、
あたしが嫁いでからは双子ちゃんを日本に残し、
大好きなお義父様のところへ行ってしまう。
時差もあるし、忙しいのか?電話を掛けても捕まらない・・・

仕方なく、あたしはあきらさんと双子ちゃんたちにバザーに出す品を相談したが、
みんなは胡蝶の会の存在すら知らなかった。
ましてやバザーのことなど聞いたこともない人たちばかり・・・

「その辺にある物持っていけばいいんじゃないの?」
その辺にある物とは具体的にどれ??それが聴きたいんですけど💢

「芽夢はプリンセスのお城」
「絵夢はプリンセスの王子様」

「・・・・・・・・」
なんの話や?💢思わずツッコミたくなる・・・ダメだ・・・話にならない・・・
・・・聞いた私がバカだった。

あたしは結局一人で考え、子供たちの喜びそうなものが良いと思い
マカロンを手作りすることにした。

当日の朝、早起きしてシェフと作った色とりどりのマカロン。
可愛くラッピングしてすごく上手にできた♪
みんな喜んでくれるといいな💗
子供たちの顔を想い浮かべながらバザー会場へ向かった。

会場には各邸の執事さんが持ち寄った高価な品物が所狭しと並んでいた・・・
マカロンなんて恥ずかしくて出せたものではない・・・

やってしまった・・・

これがあたしとセレブの大きな感覚のズレ・・・
昔、道明寺の誕生日パーティーでもこんなような事があった・・・
あの時は魚焼きの網で道明寺の顔型クッキーを焼いて
超恥ずかしい思いをしたのに・・・どうして同じ失敗を繰り返す
・・・あたしのバカ!

夏祭りだから子供たちでも買える手軽なバザーがあると喜ぶと思ったのに、
それはあたしの浅はかな考えだったかもしれない・・・
家にある物ではなく、わざわざ豪華な品を購入してまで出品するのは、
この人たちの見栄の張り合いかもしれないけど、
実際バザーの売上金は施設収益になる・・・

どうしよう・・・

そこへ高坂さんがやってきた・・・まずい💦
このことを胡蝶の会のみんなに吹聴されるかもしれない。
でも、もう逃げられない。

「美作さん、おはようございます。」

「おはようございます」
目が泳ぐ。

高坂さんはバザーに浴衣を数点出品していた。
季節的にもみんなが喜びそうなとてもいいチョイスだった。

「素敵な浴衣ですね。」

「私の実家呉服屋なの。だから・・・逆にこれしか思いつかなくて。」
と浴衣を差し出す。

「美作さんは何を出品されたの?」
流石に隠し切れず、高坂にマカロンをみせた。

「まあ~、美味しそう。子供たちが喜びそうね♪」
あたしは、はッと高坂さんを見た。

正直その反応に驚いた。
蔑まれ、嫌味の一つも言われると思っていたのに・・・あたしはホッとした。
胡蝶の会で一人ぼっちのあたしは近しい人を見つけた気がして嬉しかった。

それから高坂さんとは自然に仲良くなっていった。

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