花より男子の二次小説です。オールCPです。



   
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◆歌姫 30

   

 花沢物産フランス本社、社長室。
類は父親と向かい合うように座っていた。

「父さん、最後のお願いに参りました。
僕と牧野つくしさんとの結婚を認めてください。」

「はぁ~、またその話か。」

「僕は父さんが、つくしになにか危害を加えないか怖くて、
ずっと父さんに従ってきました。
でもそれも今日で終わりにします。」

「類は、なぜそんなに牧野さんにこだわる?」

「つくしにこだわるというか、
つくし以外の女性は考えられないだけです。
彼女は俺の唯一無二の存在ですから。
彼女がいないと生きていけないだけのことです。
父さんには解ってもらえないと思いますが、
俺を生かすも殺すもつくし次第なのですよ。
それでも父さんは僕たちの事を反対しますか?」

「彼女はおまえに相応しくない、
花沢の役に立たない女性だと言っているのだよ。」

「今でも本当にそう思っていますか?世界の歌姫ですよ。
父さんは僕が自分の思い通りにならないことが、
面白くないだけなのでは?
本当は、もうつくしが何も持たない人間だなんて
思ってないでしょ。」

確かにその通りだ。
今の牧野さんを拒む理由なんてなにもない。
でも、私のプライドが邪魔をして許す事ができない。
振り上げた拳を下せない・・・ただそれだけのこと。

「僕はつくしに会いたくて、
いろいろな手段を使って彼女のことを調べました。
でもいくら調べてもつくしには辿り着けなかった・・・
でも漸く分かったのです。彼女のバックにいる人物が誰か。」

「私もそれは知りたい。
実は彼女が島から消息を絶ってから、
ずっと彼女のことを探していたのだが、皆目見当もつかなくて・・・
彼女のバックには一体誰がいるのだ?」

「つくしのバックにはカーター会長がいましたよ。」

「カーター会長って・・・
あの世界屈指の大企業の
カーターホールディングスのカーター会長か?」

「はいそうです。
つくしはカーター夫妻にとても気に入られていて、
夫妻はつくしを養女にしたいとまで言ってます。
世界のカーターですよ。
安易につくしに手を出したら今度は花沢が潰されますよ。」

「・・・・・・・・・」

父親は黙り考え込む。
沈黙が続くなか、その沈黙を俺が破った。

「つくしとの結婚を許してくださるのならば
僕はこのまま花沢に残ります。
反対されるのならば僕は花沢を捨て、
つくしの婿となりカーター家に入ります。
父さんが選んでください。
僕は父さんのように命令はしませんから。」

・・・・・正直、類は才能はあるが
経営のトップには向かないと思っていた。
幼い頃一人息子ということもあり、
優秀な後継者に育てるため、人一倍厳しく育てた。
それが私の使命だとも思っていた。
結果、それが類の心を壊した。
人を寄せ付けず、何を考えているのか分からない
表情のない子供。

それが今、私の命に逆らい自分の意志で
ほしいものを手に入れようとしている。
所詮何もできないと高を括っていたが、
もうすでに私を超えているのかもしれん・・・

「わかった。私の負けだ。つくしさんとの結婚を許そう。
私はおまえのサポート役にまわるよ。
これからはおまえが花沢物産を盛り立ててくれ。」


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